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2022年7月24日日曜日

草加寺子屋学習プリントの問題の誤りと使いまわし

以下は、草加寺子屋の学習プリント(2019年度)の問題と解答です。草加市教育委員会が作成しました。

解答と問題の誤り

下の画像は、草加寺子屋の「小学6年生8月1回 たしかめ問題 NO.1」と「小学6年生6月 たしかめ問題 NO.1」です(2019年度)。草加寺子屋の2019年度の問題と解答

「8月1回 たしかめ問題 NO.1」の最終的な解答は正しいですが、途中の解答は誤りです。掛け算の記号「×」は割り算の記号「÷」であるべきです。気がつきにくい単純ミスですが、この単純な誤りが3年間、訂正されず、使われ続けてきました。

「6月 たしかめ問題 NO.1」の三角形は存在しません。こんな事に気がつかない教育委員会は数字に対する感度が鈍いのです。

2019年度の小学6年生の問題と解答の誤り

  1. 小学6年生10月2回 たしかめ問題NO.2の2の(3)
  2. 小学6年生10月2回 やってみよう1の2
  3. 小学6年生8月1回 たしかめ問題 NO.1の2の(10)
  4. 小学6年生6月 たしかめ問題 NO.1の7の(2)

6年生の算数の問題だけで、少なくとも4か所に誤りがありました。問題なのは、この誤りが2022年度の学習プリントでも訂正されていない事です。

草加市内には21の小学校があり、それぞれで草加寺子屋が開催され、同じ学習プリントが使われています。ですから、誤りに気がついた運営管理員・学習支援員・児童がいるはずです。その報告が教育委員会に届いていないのでしょうか。

使いまわし

下の画像は、草加寺子屋の「8月2回 やってみよう2」(画像の左)と「9月 1学期の復習4」(画像の右)です。左右が全く同じです。(2019年度)草加寺子屋の2019年度の問題の使いまわし

この手抜きに気がついた児童は、何を感じるでしょうか。ただでさえ、算数の学習プリントは同じような問題が繰り返されます。30人相手の学校の授業では、それもで良いでしょう。しかし、土曜日に寺子屋に出席する児童は、概ね学習能力が高いのです。単純な計算の練習だけでなく、算数、数字に興味関心を持つような問題も必要です。例えば、算数オリンピックの中の簡単な問題など。

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