草加寺子屋は、草加市が運営する無料学習塾です。 計算問題だけでは、退屈するので、3×3魔方陣の問題を追加しました。問題は3つ。
魔方陣の問題
全て、3×3の魔方陣です。それぞれ、解は1つ求めれば良いとします。
1~9の数字を1回ずつ使って縦横斜めの合計が15になるようにマスを埋める。一般的な3×3魔方陣。(魔法陣は魔術で用いられる図)
ヒント。「3×3魔方陣の真ん中の数は5、隅は偶数に限る」
2 4 6 8 10 12 14 16 18の9つの偶数を1回ずつ使って縦横斜めの合計が30(15の倍)になるようにマスを埋める。
ヒント1。問題1の解答を利用する(易しい)。
ヒント2。10月8日の草加寺子屋の学習プリントで、以下の問題が出題されました。次の偶数を2×□の式で表しましょう。
・8 答=2×4 ・20 答=2×10 ・42 答=2×211 3 5 7 9 11 13 15 17の9つの奇数を1回ずつ使って縦横斜めの合計が27になるようにマスを埋める。
ヒント1。これも、問題1の解答を利用しますが、難しい3×3魔方陣の問題です。
ヒント2。10月8日の草加寺子屋の学習プリントで、以下の問題が出題されました。次の奇数を2×□+1の式で表しましょう。
・15 答=2×7+1 ・31 答=2×15+1
魔方陣の解答
1~9の数字を使う問題の解答の例
「3×3魔方陣の真ん中の数は5、隅は偶数に限る」についての詳しい説明は、魔方陣の真ん中は5をプログラムで自動に解くへ
解答の例として、以下のようなものが考えられますが、対角線、上下の対称を考えると、同じです。対称を除けば、3×3魔方陣の作り方は1通りです。3×3魔方陣の作り方は何通り
2~18の数字を使う問題の解答の例
問題1は、1 2 3 4 5 6 7 8 9を使いました。
問題2は、2 4 6 8 10 12 14 16 18を使います。問題1の答の数字を、全て2倍すれば、問題2の解になります。
魔方陣の1列の合計が30になる理由。3列の合計=2+4+6+8+10+12+14+16+18=90ですから、1列の合計は30です。
3列の合計の計算は、順番を並べ替えて、
2+4+6+8+10+12+14+16+18=
(2+18)+(4+16)+(6+14)+(8+12)+10=
20×4+20×0.5=20×4.5=90となります。
これは、結局、(最初の2+最後の18)×(数字の個数 9)÷2という計算になります。高校数学Bで習う等差数列の和です。小学生でも高校の数学が理解できる
高校生の中で、この等差数列の和を理解できない人は、思ったよりもいます。高校では、文字(AとかX)を使って、抽象的に考えるからです。
小学生でも、具体的な数字で考えれば、なんとなく理解できると思います。具体的に理解した後なら、抽象的、厳密な説明も理解し易くなります。よって、小学生には無理だ、と考えないで、難しそうな事にチャレンジしてください。
1~17の数字を使う問題の解答の例
問題1は、1 2 3 4 5 6 7 8 9を使いました。
問題3は、1 3 5 7 9 11 13 15 17を使います。問題1の答の数字を、全て2倍して1を引けば、問題3の解になります。
1列の合計が27になる理由を考えてみましょう。