以下は、草加寺子屋の学習プリント(2019年度)の問題と解答です。
画像の部分は、草加市教育委員会が作成した教科書的解答です。青囲みの部分が判り易い解答です。このやり方は、中学、高校の化学でも使えます。モル濃度(mol/L)は、mol÷Lで求められます。
道のり、速さ、時間の関係
道のり、速さ、時間の計算をするには、次のどれが良いでしょう。「みはじ」の公式を覚える。スピードメーターを見る。時速とは1時間あたりに進む距離。
「みはじ」の公式
A 道のり(km) B 速さ(km/h)×C 時間(h) を覚えておいて、A 道のり(km)を隠すと、 B 速さ(km/h)×C 時間(h)。
B 速さ(km/h)を隠すと、 A 道のり(km) C 時間(h) 。 C 時間(h)を隠すと、 A 道のり(km) B 速さ(km/h) 。
「みはじ」の公式を覚えるのは、思考停止になるのでダメです。
スピードメーターのkm/h
自動車や電車の運転席のスピードメーターには、km/hという表示があります。これを見る体験をすれば(頭で覚えるのではなく)、時速はkm÷h(hour)だという事が、自然に画像として記憶に残ります。
/は÷という意味です。
時速= 道のり(km) 時間(h) 。hourをminute、kmをmに代えれば、分速= 道のり(m) 分(minute) になります。
メカジキは3時間で324kmのきょりを泳ぐことができます。(1)このメカジキの時速を求めましょう。時速= 324km 3時間 =時速108km
(2)このメカジキの分速を求めましょう。分速= 324000m 180分 =分速1,800m
時速とは1時間あたりに進む距離 これが最重要
「時速とは1時間あたりに進む距離」これを理解する事が最重要。
\ | 時速の意味 | 問題 |
---|---|---|
時間 | 1時間 | X時間 |
道のり | 20km | 300km |
時速20kmの意味は、1時間あたりに20km進むという事です。
左の表を横に見ると、20の15倍が300なので、1の15倍がXとなります。
表を縦に見ても、同じ事になります。答 X=15
\ | 秒速の意味 | 時速の意味→ | 単位を揃えた時速 |
---|---|---|---|
時間 | 1秒 | 1時間→ | 3600秒 |
道のり | 70m | Xkm→ | X×1000m |
左の表を横に見ると、1秒の3600倍が3600秒なので、70mの3600倍がX×1000mとなります。
70m×3600=X×1000m。答 X=252