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2022年8月22日月曜日

放課後子ども教室ハッピーの不適切なハンドスキッシュEX

サイキョウ・ファーマ社のHAND GEL消毒液(ジェルタイプ)は、グリセリンが配合されている為、目に入った時、洗い流しにくく危険です。そこで、放課後子ども教室ハッピーは、花王のハンドスキッシュEX(液体タイプ)に交換します。しかし、そのハンドスキッシュEXのエタノール濃度は、国の基準を満たしておらず、不適切です。exなしの「ハンドスキッシュ」を使うべきです。

交換前の消毒液(ジェルタイプ) サイキョウ・ファーマ社のHAND GEL放課後子ども教室ハッピーが使うサイキョウ・ファーマ社のHAND GELの写真サイキョウ・ファーマ社のHAND GELについては、放課後子ども教室ハッピーの危険なアルコール消毒液

交換後のアルコール消毒液(液体タイプ)
ハンドスキッシュEX花王のハンドスキッシュEXの写真ハンドスキッシュEXについては、放課後子ども教室ハッピーがハンドスキッシュexを使う訳

一般的なアルコール消毒液の正しいエタノール濃度、放課後子ども教室ハッピーのアルコール消毒液については、正しいエタノール濃度とハッピーのアルコール消毒液

不適切な花王のハンドスキッシュEX

花王のHP「ハンドスキッシュEXとハンドスキッシュの詳しいエタノール濃度は」を見ると、ハンドスキッシュEXのエタノール濃度は、65容量%と書いてあります。

「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」には

『濃度70%以上95%以下のエタノールを用いて、よくすりこみます。60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。』と、書いてあります。

つまり、70%以上のエタノールが入手困難ではない現在においては、60%台のハンドスキッシュEXは不適切という事になります。

『60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性がある』のに、不適切であるというのは、どういう事でしょうか。『一定の有効性がある』という事は、有効性が低下するという意味です。消毒時間(擦り込み時間)を2倍にすれば、70%以上のエタノール消毒液と同様の効果があるという報告があるのです。

しかし、低学年の児童にそれを強制するのは、難しいでしょう。では、どうしたら良いでしょうか。

ハンドスキッシュEXとハンドスキッシュ

放課後子ども教室ハッピーが使うべきハンドスキッシュの写真 花王のエタノール消毒液には、「ハンドスキッシュEX」と「ハンドスキッシュ」という2つの製品があります。EXがついている方が、高性能に思えるかもしれませんが、逆です。また、スーパー等の入口に置かれているエタノール消毒液は、低性能の「ハンドスキッシュEX」です。花王は、この2つの製品の違いを宣伝した方が良いと思います。右の画像が「ハンドスキッシュ」です。見た目は「ハンドスキッシュEX」と殆ど変わりません。

製品名容量%濃度100mL当たりの価格
ハンドスキッシュex65%103円
ハンドスキッシュ79%123円

上の表のように、ハンドスキッシュのエタノール濃度は、国の基準を満たす79%です。価格はexの1.2倍程度です。

放課後子ども教室ハッピーは、exではなく、ハンドスキッシュを使うべきです。