サイキョウ・ファーマ社のHAND GEL消毒液(ジェルタイプ)は、グリセリンが配合されている為、目に入った時、洗い流しにくく危険です。そこで、放課後子ども教室ハッピーは、花王のハンドスキッシュEX(液体タイプ)に交換します。しかし、そのハンドスキッシュEXのエタノール濃度は、国の基準を満たしておらず、不適切です。exなしの「ハンドスキッシュ」を使うべきです。
交換前の消毒液(ジェルタイプ) サイキョウ・ファーマ社のHAND GELサイキョウ・ファーマ社のHAND GELについては、放課後子ども教室ハッピーの危険なアルコール消毒液へ
交換後のアルコール消毒液(液体タイプ)
ハンドスキッシュEXハンドスキッシュEXについては、放課後子ども教室ハッピーがハンドスキッシュexを使う訳へ
一般的なアルコール消毒液の正しいエタノール濃度、放課後子ども教室ハッピーのアルコール消毒液については、正しいエタノール濃度とハッピーのアルコール消毒液へ
不適切な花王のハンドスキッシュEX
花王のHP「ハンドスキッシュEXとハンドスキッシュの詳しいエタノール濃度は」を見ると、ハンドスキッシュEXのエタノール濃度は、65容量%と書いてあります。
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」には
『濃度70%以上95%以下のエタノールを用いて、よくすりこみます。60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません。』と、書いてあります。
つまり、70%以上のエタノールが入手困難ではない現在においては、60%台のハンドスキッシュEXは不適切という事になります。
『60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性がある』のに、不適切であるというのは、どういう事でしょうか。『一定の有効性がある』という事は、有効性が低下するという意味です。消毒時間(擦り込み時間)を2倍にすれば、70%以上のエタノール消毒液と同様の効果があるという報告があるのです。
しかし、低学年の児童にそれを強制するのは、難しいでしょう。では、どうしたら良いでしょうか。
ハンドスキッシュEXとハンドスキッシュ
花王のエタノール消毒液には、「ハンドスキッシュEX」と「ハンドスキッシュ」という2つの製品があります。EXがついている方が、高性能に思えるかもしれませんが、逆です。また、スーパー等の入口に置かれているエタノール消毒液は、低性能の「ハンドスキッシュEX」です。花王は、この2つの製品の違いを宣伝した方が良いと思います。右の画像が「ハンドスキッシュ」です。見た目は「ハンドスキッシュEX」と殆ど変わりません。
製品名 | 容量%濃度 | 100mL当たりの価格 |
---|---|---|
ハンドスキッシュex | 65% | 103円 |
ハンドスキッシュ | 79% | 123円 |
上の表のように、ハンドスキッシュのエタノール濃度は、国の基準を満たす79%です。価格はexの1.2倍程度です。
放課後子ども教室ハッピーは、exではなく、ハンドスキッシュを使うべきです。