次の投稿

2022年9月11日日曜日

草加寺子屋 新学習プリント 素因数分解パズル

計算問題だけでは、つまらないので、新しい問題を追加しました。

素因数分解パズルの例題

下の画像の16マスに1~9の数字を入れ、横行の4個の数字の積が、の数字と一致し、縦列の4個の数字の積が、の数字と一致するようにします。素因数分解パズルの例題。縦列の4個の数字の積が、下の数字と一致するようにします。

例題の答とヒント

素数は5年生で習います。素因数分解は中学1年生で習いますが、5年生でも理解できます。

素因数分解とは、ある数を素数のかけ算で表す事です。

の数字を素因数分解。の数字を素因数分解する。2の倍数、5の倍数は簡単に見分けられるので、この例題では、以下の素因数分解を意識しなくても、できます。

  • 15=3×5
  • 18=2×3×3
  • 30=2×3×5
  • 12=2×2×3
  • 30=2×3×5
  • 45=3×3×5
  • 15=3×5

考え方の例。横4行の積は30(2×3×5)なので、横4行のどこかに2が入ります。しかし、縦C列、D列の積は奇数なので、2が入れるのは、A4かB4です。とりあえず、A4に2を入れます。

同じ様に横3行の積は30なので、横3行のどこかに2が入ります。2が入れるのは、A3かB3です。とりあえず、A3に2を入れます。

縦A列を考えると、A1とA2には、1と3が入ります。とりあえず、A1に1、A2に3を入れます。

横2行の積は18(偶数)なので、横2行のどこかに、2が入ります。しかし、縦C列、D列の積は奇数なので、2が入れるのは、B2です。

横1行の積は15、縦D列の積も15なので、D1に5を入れてみます。

横3行の積は30、縦B列の積も30なので、B3に5を入れてみます。同様に、横4行の積は30、縦C列の積は45なので、C4に5を入れてみます。

残りの8マスには、1、3、9が入ります。適当にやっても答に到達できます。

例題の答のうちの1つが下図です。答は、これ以外もあります。草加寺子屋の新学習プリント 素因数分解パズルの例題の答

素因数分解パズルの問題1

1が使えると、答が複数 出易くなります。なので、ここからの問題は、1を使わないというルールにします。素数に1を入れない理由と関係します。

右と下にある「3557」などの数字は、525=3×5×5×7と素因数分解されるというヒントになっています。 素因数分解パズルの問題1

問題1の答とヒント

この問題に対する答えは1つだけです。There is only one answer to this question.

問題1の答のの数字が確定する

横1行の積=525=3×5×5×7と素因数分解されます。つまり、横1行には、5が2個入るという事です。しかし、縦B列、C列の積は5の倍数ではないので、B1、C1に5は入れません。よって、A1、D1に5が入る事になります。

縦B列の積=81=3×3×3×3ですから、縦B列の4個のマスは全て3になります。よって、C1には7が入ります。

横4行の積=135は5の倍数ですから、横4行のどこかに5が入ります。しかし、C4、D4に5を入れると縦の積が合わなくなるので、A4に5が入る事になります。

問題1の答のオレンジの数字が確定する

横4行について考えます。すでに、5と3が入っているので、あと3が2個ですから、C4、D4に3が確定します。(1を使わないというルールです)

縦D列について考えます。すでに、5と3が入っているので、あと2が2個ですから、D2、D3に2が確定します。

問題1の答のの数字が確定する

横3行について考えます。すでに、2と3が入っているので、あと2と3が入ります。しかし、縦A列の積=350は3の倍数ではないので、A3には3は入れず、A3に2が確定し、C3に3が確定します。

残り2マスは、7と2です。素因数分解パズルの問題1の答

素因数分解パズルの問題2

マスの中に入れる数字は2~9です。素数ではない4や6が入っても、かまいません。素因数分解パズルの問題2

問題2の答とヒント

この問題に対する答えは2つあります。

問題2の答のの数字が確定する

横1行の積=189=3×3×3×7と素因数分解されます。つまり、横1行のどこかに、7があるという事です。しかし、縦B列、C列、D列の積は7の倍数ではないので、B1、C1、D1に7は入れません。よって、A1に7が入る事になります。横1行に入る残りの数字は、3個の3ですから、B1、C1、D1の3が確定します。

横3行の積=168=2×2×2×3×7と素因数分解されます。上記と同じ理由で、A3に7が入る事になります。

横4行の積=150=2×3×5×5と素因数分解されます。つまり、横4行には、5が2個入るという事です。しかし、縦B列、C列の積は5の倍数ではないので、B4、C4に5は入れません。よって、A4、D4に5が入る事になります。

縦D列について考えます。すでに、5と3が入っているので、残りは2と5です。横3行の積=168は5の倍数ではないので、D2に5、D3に2が確定します。

問題2の答のオレンジの数字が確定する

横2行について考えます。残りの数字は2と2と3です。縦A列の積は奇数なので、A2に2は入れません。よって、A2に3、B2、C2に2が入る事になります。

ここで、残ったマスは、B3、C3、B4、C4です。

B3、C3をかけると12になるので、B3、C3は、3と42と6です。

問題2の答 その1

B3、C3が、3と4の場合。

C3に4が入ると、縦C列の積が36になれないので、4はB3に、3はC3に入り、下図が答になります。素因数分解パズルの問題2の答 その1

問題2の答 その2

B3、C3が、2と6の場合。

C3に6が入ると、C4に1が入り、マスの中に入れる数字は2~9というルールに反するので、6はB3に、2はC3に入り、下図が答になります。素因数分解パズルの問題2の答 その2

草加寺子屋 新学習プリント素因数分解パズル3